定員120名
循環型社会における生活のあり方を探究し、衣・食・住・ビジネス・情報環境に関する専門知識や技術を有する人材の育成を行っています。
POINT01
POINT02
POINT03
住宅やビルの設計・工事監理の仕事に必要な国家資格。建築設計事務所、住宅メーカーなどでの活躍が期待されます。
食品の開発製造、流通、販売、外食などの食品産業をはじめ、食の幅広い分野で活躍します。
ファッションの商品企画から販売、消費者対応、流通まで幅広い分野で活躍します。
情報処理士よりもさらに高度な情報処理能力が求められる資格で、特に情報関連企業で重要視されています。
中学校や高等学校で家庭科教員として採用されるために必要な免許状です。取得には教育実習等を行なう必要があります。
過去2年間/2021~2022年卒業生
〈建設業・不動産業〉
一条工務店/大東建託/ニッカホーム/日本国土開発/サンヨーリフォーム/阿部建設/山越/ミニミニ/積水ハウス不動産中部
〈製造業〉
LIXIL/丸中製菓/九重味淋/産機/アラクス/カネ美食品/本田電子
〈卸売業・小売業〉
大塚屋/ワールドストアパートナーズ/青山商事/スギ薬局/東京インテリア家具/ホンダカーズ愛知/たんぽぽ薬局/柳生ゴム化成/テレック/トヨタカローラ名古屋
〈金融・保険業〉
碧海信用金庫/瀬戸信用金庫/住友生命保険 /百五銀行/ニチイ学館
〈サービス業・その他〉
JAあいち海部/スガキコシステムズ/アクアイグニス/TETRAPOT/なごや農業協同組合/ポッカクリエイト
〈教育・学習支援業〉
名古屋市教育委員会/愛知県・三重県教育委員会/ABC Cooking Studio
〈官公庁〉名古屋市役所/防衛省自衛隊/武豊町役場 ほか多数
私たちを取り巻く環境として最も身近な「住居」を中心とした生活空間について学びます。安全かつ快適な空間を生活者の視点に立って作り出す力と、その内容を他者へ伝えるための表現力を身につけることをめざしています。工学系の建築学科等を卒業した場合と同等の一級・二級・木造建築士受験資格の取得が可能です。将来は住宅や店舗の企画・設計において活躍できる力が身につきます。
住居と人とをつなぐ仕事を目標に、 建築設計からインテリアまで幅広い知識を培っています。
建築とインテリアの両方が学べる点に惹かれ、本学科を受験しました。授業は、例えば自分の部屋の壁紙や家具を変えてインテリアコーディネートを行うなど実践的な内容が多く、その中でも最もやりがいを感じた授業は「建築計画演習」です。3年次では、本学付属幼稚園を建て替えてこども園にするというテーマのもと、こども園の園舎・園庭を設計しました。頭の中にあるアイディアを、初めて見る人に伝えるためにはどう表現すれば良いのかを工夫しながら模型やプレゼンボードを制作しました。完成したものが評価されたときの喜びや達成感は大きく、自信につながりました。建築士の資格取得も視野に入れつつ、現在は在学中に宅地建物取引士の資格を取ることを目標に励んでいます。
家政学部 生活環境学科4年
鳥取県 倉吉北高等学校出身
小林 歩実さん
経済分野(簿記、ファイナンシャル・プランニング技能士など)および情報分野(上級情報処理士、ⅠTパスポートなど)の資格取得に対応した授業により、実社会で即戦力として通用する専門知識を学びます。衣食住を中心とした知識と合わせることで消費者目線を持ってビジネスの世界で活躍していける力が養われます。
食の専門知識、消費の動向、商品開発。
つながる学びで自然と実践力が身につきます。
将来に直接つながる学びが本学科の魅力です。「フードスペシャリスト論」で食について深く学び、「消費者調査法」では消費者の気持ちを経営学・統計学的な側面から理解します。そしてゼミで取り組んでいるのは、企業とコラボレーションした商品パッケージの開発です。消費者に選んでもらえる商品とは何か、SDGsをどう取り入れていくか…などの戦略を練り、企画から販売までを手がけます。こうした実践で学んだことがつながっていき、確かな力となっています。また、ひとりでは難しい資格の勉強も、本学の取得支援の手厚いサポートがあることでがんばることができます。めざしているのは「食」で多くの人を喜ばせる商品開発です。そのために今後も「食」と「ビジネス」をさらに学んでいきます。
家政学部 生活環境学科4年
愛知県立津島東高等学校出身
長谷 彩那さん
服飾文化の歴史や布素材の科学的性質など、専門学校に比べ幅広くファッションについて学ぶことができます。また、規定の科目を履修することでテキスタイルアドバイザーの資格が取得できます。卒業後はアパレルや繊維関係の企画を行う総合・営業・事務職、品質管理、ファッションアドバイザーなどをめざします。
興味がある分野を積極的に学びながら、自分の進路を見極めています。
裁縫好きの祖母の影響から被服に興味があり、また食の世界も知りたかったため、衣と食両方の分野の授業を選択して多くの資格を取得しました。衣食住など異なる領域を学べるのが本学科の魅力です。現在は「フードスペシャリスト」の資格を取得するために勉強中です。大学の授業で特に印象的だったのが「アパレル生産実習」です。布地から洋服へと立体的に仕上げる手法を実践的に学ぶため、グループ7人でパターン作成や量産のための役割を分担しました。仲間と協力しての洋服が仕上がったときの達成感は忘れられません。また、そのときに布選びの責任者を任されたことで、生地や布への興味が湧きました。現在は、素材メーカーのインターンに参加するなどして知識を深めながら、将来を見据えて具体的な進路を模索しています。
家政学部 生活環境学科4年
愛知県 光ヶ丘女子高等学校出身
新美 知佳子さん
調理や栄養バランスについてだけではなく、食空間の演出法やテーブルコーディネート、イベント企画などについて幅広く学びます。食の専門知識や経験をベースに、マーケティング・経営・マネジメントの知識や能力を備え、食の現場や食の経営サイドで活躍できる力を身につけます。食の本質が「おいしさ」「楽しさ」「おもてなし」であることをしっかり学び、豊かで安全かつバランスの取れた食を消費者に提案できる食の専門家をめざします。
座学を裏付ける実習で理解を深め、人を幸せにできる食の専門家をめざしています。
衣食住を広く学ぶことで将来の選択肢を増やすことができると思い、本学科を受験しました。さまざまな専門知識に触れることで、段々と自分の進みたい分野を絞ることができるのもメリットだと感じています。毎回新しい発見と驚きがある「食物学実験」では、授業で得た知識のほとんどがすぐに生活に生かせるため、自分の暮らしが豊かになっていると実感しています。その他にも「食空間とテーブルコーディネート」など、食に対し多角的な視点でアプローチをするなかで、食はただ生きるためではなく、幸せになるためにあるものと考えるようになりました。今後はアレルゲン除去食などについても学び、食で人を幸せにできる方法を追求していきたいです。
家政学部 生活環境学科4年
三重県立四日市南高等学校出身
佐野 陽菜さん
中学校・高等学校の家庭科の教員免許が取得できる教職課程があります。衣食住に加えてビジネス・情報分野で消費生活や金融教育など専門的に学べることは生活環境学科の大きな強みです。また衣や食、情報などの専門的な資格を複数取得して教育現場で生かすこともできます。多くの学生が中学校と高等学校の両方の免許を取得しており、長きにわたって家庭科の教員養成を行ってきた本学の家政学部の強みを生かし、多くの先輩たちが東海地方を中心に家庭科の教員として活躍しています。
指導案から作る模擬授業を通し、生徒の心を掴む授業の構築方法を学んでいます。
「衣食住に精通した家庭科教員になりたい」という思いから、専門的な科目を幅広く履修できる本学科を選びました。豊富な実技のカリキュラムはもちろん、前年度に合格した先輩による講義など教員採用試験対策も充実しています。また、教職メンバーで構成されたサークルでは、面接の練習やディベートなどを行い、志を高め合うことも夢実現への原動力になっています。今最も力を入れているのは、模擬授業を行う「家庭科教育法」です。生徒を飽きさせないための工夫やアイディアを盛り込んだ指導案をもとに、板書計画や教材を制作しています。この経験を将来に生かして、生徒が男女問わず積極的に参加してくれるような授業力を磨いていきたいです。
家政学部 生活環境学科4年
愛知県立名古屋南高等学校出身
八神 未侑さん
構造物に使用される木や鋼材の基本的な力学特性や構造物の破壊性状を、実験を通じて把握します。
自宅を実測し、家具やカーテンなどを選定するインテリアコーディネートから、物販・飲食店舗内装まで幅広くインテリアデザインを学びます。現場で活躍する講師が実践的な指導を行います。
コンピュータプログラミング技法を習得して、職場や家庭で必要なソフトウェアを開発する技術を身につけます。大量の情報を選択・加工して表現・発信する手法を学びます。
被服の製作を通して、布地を立体的に仕上げるさまざまな手法を学びます。人の体の複雑な立体構造を把握するとともに、着装目的に合わせて製作する知識や技術を身につけます。
世界各国の料理や日本の季節に応じた料理の調理実習を行います。調理方法をはじめ旬の食材の選び方、料理の文化や風土、テーブルセッティングやマナーなども学びます。
家政学の学びから得た知識・技能を活用して、生きる力を育む家庭科教育の方法について学びます。教材研究、模擬授業やディスカッションを通して実践力を身につけます。
家政学部 生活環境学科 2022年3月卒業
愛知県立小牧高等学校出身
池井 志保さん
家政学部 生活環境学科 2022年3月卒業
三重県立桑名西高等学校出身
近藤 夏佳さん
家政学部 生活環境学科 2022年3月卒業
愛知県 東邦高等学校出身
森崎 未有希さん
子どもにとって、色が与える情報がどのように影響するのかを調べるため、実際の絵本に使われている色彩の比較・分析を行いました。まず、日本と海外の絵本それぞれ10冊について「配色のイメージに関するアンケート」を110名に実施しました。絵本の色彩はマンセル表色系をもとに色相・明度・彩度(HV/C)を調査し、次にPCCSのカラーとトーンにわけ、ひとつずつ比較・分析をしました。その結果、絵本には子どもが覚えやすい配色の工夫がされており、色彩で表現された感情(赤は情熱、黄は幸せ、など)ほど伝わりやすいことがわかりました。たくさんのデータをまとめるなかで客観的な視点を持つ大切さを学び、3人で意見を出し合うことで研究を深めていくことができました。
小出 あつみ教授
調理学 調理実習
小町谷 寿子教授
衣生活学 被服構成学
白井 靖敏教授
教育工学 理科教育
神内 教博教授
情報処理
谷口 富士夫教授
仏教学
堀尾 文彦教授
栄養学・栄養生化学
間瀬 清美教授
被服整理学 被服科学
三宅 元子教授
家庭経済学 消費者教育
吉田 競人教授
建築構造
坂本 麗香准教授
キャリアデザイン
間宮 貴代子准教授
調理学 調理学実習
三山 緑准教授
教育制度論 教育行政学
横山 早美准教授
被服材料学 色彩学
瀧日 滋野講師
家庭科教育学
廣谷 純子講師
住環境デザイン
山田 千聡助教
イギリス史 比較文化
建築設計意匠ゼミでは、産学連携の協定を結んだ西垣林業名古屋本社内の会議室リニューアルに参加しました。西垣林業は豊田市に製材工場を有しており、その杉・桧を使用して無機質な会議室から利用したくなる場に変えることをめざしました。全体を福田啓次設計士が行い、コンセプトを共有しながら家具や壁面の一部を学生がデザイン提案し、採用、実現されました。図面や3DCGを使った提案だけではなく、実施図作成にも参加することができました。さらにはえごま油を木に塗ったり、鏝で漆喰を塗ったりと施工も一部行い、本物の質感を感じる体験もできました。提案の難しさ、コストと実現性、現場体験は学生にとって貴重な学びとなりました。
調理学ゼミでは、献立作成や、商品開発の実践力を養うために料理コンテストに参加をしています。中でも、ニッポンハム食の未来財団主催の「食物アレルギー対応食料理コンテスト」には、毎年応募しています。学生は、小麦粉や乳製品を使わずに、味はもちろん、食べやすさや彩りにも工夫し、こだわった一品に仕上げています。昨年度の第6回コンテストでは、学生の部で最終10作品に残り入賞を果たすことができました。コンテストに参加することで、多くのことを学び、自信にも繋がっています。
消費者教育ゼミでは、SDGs「12 つくる責任 つかう責任」の達成に役立つエシカル消費の推進を通して、持続可能な消費生活やビジネスについて研究しています。今回は、地域・環境への配慮と地産地消をテーマに取り組み、地元の企業と協働して伝統食品(三河佃煮)を広める活動をしました。提供した商品は、2種類の佃煮に地産地消をPRするオリジナルのシールを貼り、カラフルな花形の紙パッケージに包んだ詰め合わせとしました。このプロジェクトを通して、スケジュールやコストの管理、インターネットを活用した宣伝や広告、企業や顧客とのコミュニケーションなど、ビジネス・情報分野の実践的な学びを深めることができました。
卒業研究の一つとして、身近な織物産地である尾州地域と連携した研究を行っています。「尾州」とは尾張国の別称で、木曽川流域の愛知県尾張西部地域から岐阜県西濃地域のことです。現在の津島市、一宮市、岐阜羽島市では豊かな水を生かして毛織物産業が盛んです。本学科では、あいち産業科学技術総合センター尾張繊維技術センターと連携し、大学と津島毛織工業協同組合が協定を結び、毛織物の製織に関わる技術に関して演習や実習を行うとともに、生地の規格、設計、製織を産学行政連携で推進しています。写真は、織機への織り付け作業の実習風景で、専門家の指導を受けて織りのしくみを学んでいきます。