定員90名
「保育・教育・福祉」の分野について深く専門知識を学び、「命の大切さ、それを守るための優しさ」を体得し、家族の核化や多様化、地域コミュニティの希薄化が育児に与える影響など、さまざまな子育て支援の要望に対応できる福祉マインドを持った人間性豊かな保育士および幼稚園教諭の育成を目的としています。
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定員 | 修業年数 | 授業 | 資格 | 実習先 | 施設・設備 | 学費 | |
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保育学科 第一部 | 100名 | 2年 | 9:00~17:50 | 保育士資格 幼稚園教諭二種免許状 |
共通 | 共通 | 第一部 2年間の約70% |
保育学科 第三部 (ワーキング・スタディコース) |
90名 | 3年 | 9:00~12:10 |
保育士としての就職に必要な資格。保育所、認定こども園以外にも、子どもの福祉や教育に関する高い専門性が求められる児童福祉施設・児童養護施設・知的障がい者施設などの就職にも有効です。
カリキュラムに含まれる「教育職員免許法及び同法施行規則」に定められた科目を履修し、所定の単位数を修得すると、卒業と同時に免許が取得できます。採用試験を経て、公立・私立幼稚園教諭として就職できます。
過去3年間/2019〜2021年卒業生
〈公立保育所保育士・公立幼稚園教諭〉
【愛知県】一宮市/稲沢市/犬山市/大府市/岡崎市/北名古屋市/新城市/東海市/豊川市/豊田市/西尾市/日進市/武豊町/東浦町/南知多町 【岐阜県】大垣市/東白川村 【三重県】桑名市/四日市市/菰野町/東員町 【長野県】松川町
〈私立保育所保育士〉〈私立幼稚園教諭〉〈その他一般企業〉 ほか多数
人が成長・発達し、変化を遂げていくメカニズムや、そのために必要な条件などを学び、子どもの心理的発達についての基礎的な知識を修得し、子どもを見守る豊かな目を養います。
子どもの健康管理と疾病時の対応、授乳やおむつ交換など日常生活における保健活動が保育の現場で実践できるように演習を通して身につけていきます。
実習に向けた「実習指導」では、事前に保育者としての心構えをはじめ専門知識や保育の実践力を磨き、実習後は振り返りをとおして自らの課題と向き合い、めざす保育者になれるようサポートします。
さまざまな素材や道具に触れながら、造形表現について考えます。保育実践に必要な知識や技術・技法を身につけ、子どもの表現活動を支えるための感性や想像力を育みます。
子どもの歌に関する知識と技術の修得を行うとともに、子どもの前で歌うことを想定して、音楽の楽しさが伝えられるような指導法を学びます。弾き歌いやピアノ技術の修得は個人指導で行われ、初心者でも心配なくスキル向上できます。
動物になったり、リズムに乗って踊ったり、乳幼児期はその子らしさを身体の動きで豊かに発揮します。保育者がその豊かさを子ども一人一人の良さとして引き出していく内容・方法を具体的に学び、身につけます。
保育学科では、授業の学びを生かした地域貢献活動により、実践的な力を養うことをめざしています。「さくらひろば」は大学から程近い瑞穂区役所で開催されており、1月には第三部3年生25名が参加して手遊びや大型絵本の読み聞かせを行いました。発表では、オノマトペを楽器や身体で表現することで、お話の世界を楽しむ工夫をしました。感染防止対策のためビニール越しの発表でしたが、小さな子どもたちとお母さんは、学生と一緒に「ぽん」と手をたたいたり、「ぴょーん」とジャンプしたりして元気に楽しんで下さいました。学生は子どもたちの反応から学びを深め、充実感や自信を得ることができました。
みなさんは、海外の子どもたちがどのような生活を送っているか、考えたことがありますか? 保育学科では、外国人講師3名を招いて、海外の教育と日本の教育の違いや、その背景にある文化の違いについてお話を聞いた後、質疑応答を通して講師との交流を楽しみました。スリランカ出身のコスタさんは、子どものしつけや教育制度の違い、バングラディシュ出身のジョシムさんは、食事・服装・宗教など生活習慣の多様性について、エクアドル出身のリリアナさんは、日本での子育ての実体験を話してくださいました。最後に、保育士や幼稚園教諭をめざす学生への熱意のこもった励ましのメッセージもいただきました。
公立の保育園、私立の保育園、幼稚園に勤めて1年半が経つ4人の先輩に、就職活動や、勤めてからのことを、1年生(第一部)、2年生(第三部)に語ってもらいました。ハキハキと挨拶をすることの大切さや、担任の責任感、保護者との対応等、学生が日頃不安に思っていることへの経験談を聞く事ができました。おかげで学生の将来への不安は和らぎ、夢は膨らみました。「遊びの引き出しを持っているといいよ」という言葉には、多くの学生が刺激を受けました。その引き出しの一つの手遊びや、実際に使用しているペープサートの実演には、子どもへの愛情が感じられ、卒業生の成長に驚かされました。
学科目標「福祉マインド」の理解や人間性豊かな保育者を養成する機会として、ボランティア活動を奨励するとともに、保育者になる学びと地域社会との連携を図った体験活動にも力を入れています。そのひとつが、学生が主体となって運営に取り組む、名古屋市主催のスポーツイベントのブース出展です。授業や実習で学んだ子どもとの関わり方や知識を活用できる企画で学生間で内容を検討、相談しながら決定しました。テーマは「身近にあるものを生かして遊べる場」。紙皿を用いて子どもたちと作品を一緒に作ったり、的当てや輪投げでからだを動かしたり、紙芝居などを読み聞かせたりする場を提供しました。
江口 朗子教授
英語教育学 第二言語習得
川上 輝昭教授
児童福祉
鈴木 美枝子教授
障がい児教育
椿 ますみ教授
英語教育
遠山 佳治教授
歴史学 民俗学
大嶽 さと子准教授
社会心理学 教育心理学 発達心理学
河合 玲子准教授
音楽(声楽)
神崎 奈奈准教授
教育心理学 認知科学
平澤 節子准教授
音楽(ピアノ・音楽教育)
松田 ほなみ准教授
美術
入口 愛講師
保育内容(言葉)
白石 朝子講師
音楽(ピアノ)
田中 弘美講師
保育内容(環境・人間関係)
藤巻 裕昌講師
スポーツ・体育学
山本 麻美講師
造形教育 造形表現
島澤 ゆい助教
障がい児保育 発達支援 発達心理学
前田 舞子助教
教育哲学
山田 勝洋助教
美術教育
自分の時間を有意義に使い
3年間保育をじっくり学べる環境が好きです。
短期大学部 保育学科 第三部 2年
愛知県 愛知工業大学名電高等学校出身
稲葉 明華さん
3年間で保育士と幼稚園教諭二種免許を取得できるのが第三部です。午前で授業が終わるので、午後からは自分のやりたいことに時間が使えます。今後の目標は海外留学です。世界の文化を知ることで視野を広め、グローバル化が進む保育環境にも対応したいと決断しました。現在は、午後からのアルバイトで留学費用を稼ぎながら、休みの日は早めに課題に取り組み、何回もやり直しながらより良い課題や作品を仕上げています。また、グループ活動が多い本学科では、クラスメイトや先生と積極的に意見を交わすことで多様な視点が得られます。違う考えや意見を聞くことで、知識の深まりも実感しています。十人十色の子どもたちの考えを受け入れられる保育士となれるよう、多くの経験を積んでいきたいです。
保育の経験豊かな先生方から学び、
あらゆる子どもたちに寄り添う心とスキルを養っています。
短期大学部 保育学科 第三部 2年
愛知県 名城大学附属高等学校出身
高鳥 紗那さん
子どもに関するボランティア活動をするなかで、以前から抱いていた「児童養護施設で働きたい」という気持ちが強くなり、保育士の資格取得をめざすようになりました。アルバイトを続けながらでも通えるよう、授業が午前で終わる第三部に入学しました。不安があったピアノの練習は、先生からの丁寧なアドバイスやピアノにたくさん触れられる環境のお陰で自信がつきました。また子どもへの接し方などを学ぶ「保育原理」の授業は、保育士経験豊富な先生が具体例や経験を交えて教えてくださるので、理論以外の学びも多いと感じています。将来は子どもの個性やニーズに合わせ、常に子どもの最善の利益を考えることができる保育士になりたいです。