保育学科第一部

短期大学部保育学科 第一部

定員100名

保育学科第一部

実践的な授業を通して、「福祉マインド」と「子どもを総合的に理解する力」を持った人間性豊かな保育者を育てます。

「保育・教育・福祉」の分野について深く専門知識を学び、「命の大切さ、それを守るための優しさ」を体得し、家族の核化や多様化、地域コミュニティの希薄化が育児に与える影響など、さまざまな子育て支援の要望に対応できる福祉マインドを持った人間性豊かな保育士および幼稚園教諭の育成を目的としています。

短期大学部保育学科第一部の特徴

  • POINT01

    体験的に保育が学べる演習施設と
    独自のカリキュラムが充実しています。
    音楽や造形(美術)、体育などの施設・設備、実際の保育所を模した保育室などの施設が充実し、学外での保育・教育実習に向けての準備および保育士・幼稚園教諭に必要な知識・技能の修得に取り組めます。
  • POINT02

    実習での学びが意義ある経験となるよう
    丁寧に指導します。
    保育・教育実習の前には実習の目的・内容・方法について理解を深め、実習後は学習成果の確認、各自の反省点や疑問点、現場での気づきなどを話し合い、今後の学習課題を明確にし、将来の進路につなげていきます。
  • POINT03

    入学直後から将来の人生設計に向けた
    サポートがはじまります。
    入学直後から開始する進路等に関するクラス指導・少人数グループ指導、キャリアガイダンスなど、早くから就職への意識を高め、将来の目標を定める環境が整っています。希望者は、公務員試験対策専門講師による試験対策講座も受講できます。

3つのポリシー

取得できる資格/免許

  • 保育士資格

    保育士としての就職に必要な資格。保育所、認定こども園以外にも、子どもの福祉や教育に関する高い専門性が求められる児童福祉施設・児童養護施設・知的障がい者施設などの就職にも有効です。

  • 幼稚園教諭二種免許状

    カリキュラムに含まれる「教育職員免許法及び同法施行規則」に定められた科目を履修し所定の単位数を修得して、卒業すると免許が取得できます。採用試験を経て、公立・私立幼稚園教諭として就職できます。

就職実績

主な就職先(過去3年間/2021~2023年卒業生)
〈公立保育所保育士・公立幼稚園教諭〉
【愛知県】阿久比町/一宮市/稲沢市/犬山市/岡崎市/春日井市/刈谷市/清須市/新城市/武豊町/豊明市/豊田市/長久手市/西尾市/日進市/半田市/抹桑町/弥富市
【岐阜県】大垣市/中津川市
【三重県】亀山市/桑名市/菰野町/東員町
【静岡県】浜松市
【福岡県】福岡市
〈私立保育所保育士〉〈私立幼稚園教諭〉〈その他一般企業〉  ほか多数

カリキュラム

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授業Pick up

  • 健康栄養学基礎実験

    子どもの心理学

    子どもの成長や心理的発達のメカニズムを理解します。

    人が成長・発達し、変化を遂げていくメカニズムや、そのために必要な条件などを学び、子どもの心理的発達についての基礎的な知識を習得し、子どもを見守る豊かな目を養います。

  • 生化学基礎実験

    子どもの健康と安全

    保育の現場に不可欠な実践力を身につけます。

    子どもの健康管理と疾病時の対応、授乳やおむつ交換など日常生活における保健活動が保育の現場で実践できるように演習を通して身につけていきます。

  • 保育実習指導

    保育実習指導

    実習指導では、保育者としての第一歩を踏み出せるよう、丁寧にサポートします。

    実習に向けた「実習指導」では、事前に保育者としての心構えをはじめ専門知識や保育の実践力を磨き、実習後は振り返りをとおして自らの課題と向き合い、めざす保育者になれるようサポートします。

  • 生化学基礎実験

    保育内容の理解と方法(造形)

    造形表現活動に必要な感性や創造力・実践力を養います。

    さまざまな素材や道具に触れながら、造形表現について考えます。保育実践に必要な知識や技術・技法を身につけ、模擬保育など行いながら、子どもの表現活動を支えるための感性や創造力を育みます。

  • 生化学基礎実験

    保育内容の理解と方法(音楽)

    歌う楽しさを伝える弾き歌いのスキルを磨きます。

    子どもの歌に関する知識と技術の習得を行うとともに、子どもの前で歌うことを想定して、音楽の楽しさが伝えられるような指導法を学びます。弾き歌いやピアノ技術の習得は個人指導で行われ、初心者でも心配なくスキル向上できます。

  • 生化学基礎実験

    保育内容の理解と方法(身体)

    乳幼児期だからこそ楽しめる身体表現の指導について学びます。

    動物になったり、リズムに乗って踊ったり、乳幼児期はその子らしさを身体の動きで豊かに発揮します。保育者がその豊かさを子ども一人一人の良さとして引き出していく内容・方法を具体的に学び、身につけます。

特記事項

01

瑞穂区子育てサロン「さくらひろば」での手遊びと読み聞かせ

保育学科では、授業の学びを生かした地域貢献活動により、実践的な力を養うことをめざしています。例年、瑞穂区子育てサロン「さくらひろば」にも参加し、小さな子どもたちを対象とした手遊びと絵本の読み聞かせに取り組んでいます。本学科には、多くの大型絵本や紙芝居、また面白い音の出る楽器類があり、これらを用いた読み聞かせの工夫を授業で共に考え、子どもたちにお話の世界を楽しんでもらえるよう準備をしています。学生は子どもたちや保護者の方と実際に関わることで学びを深め、この取組みは、将来に向けて自信を得られる大きな経験となっています。(※写真は2021年度実施のものです。)

瑞穂区子育てサロン「さくらひろば」での手遊びと読み聞かせ

02

多文化共生の保育を学び、私たちにできることを考える

保育現場では、今、日本在住の外国人園児や保護者を援助し、コミュニケーションをとることが必要とされています。保育学科では、異文化理解を深め、多文化共生の保育について学び、考える、全学生を対象とした「多文化共生プログラム」を実施しています。日本で子育て経験のある外国人を講師に招いてグルーバルな視点で保育・教育を考えるシンポジウムと、外国人園児が多く在籍する園の保育士から支援の実際について話を聞く講演会という2つのイベントを軸とした教育プログラムです。学生たちは、事前学習、課題の発見、ディスカッション、イベントの運営サポート等の体験を通した主体的な学びの中で、多文化共生の保育の実践者となる準備をしています。

多文化共生の保育を学び、私たちにできることを考える

03

将来のイメージをつかむ「卒業生との懇談会」

「保育者養成発展講座(第一部1年後期・第三部2年後期科目)」では、公立・私立の保育園・幼稚園・認定こども園等に勤めて1・2年目の卒業生4名前後から、就職活動や勤めてからの話を聞く機会を設けています。少し上の先輩たちの経験談を聞き、給与や待遇、勤務時間やシフト制などについても具体的に質問できます。担任クラスの子どもたちのかわいさや保育者の責任、保護者への対応の話や、自分のクラスの子どもたちが大好きな手遊びや実際に使用しているペープサートの実演からは、子どもたちへの愛情や保育職のやりがいが感じられ、保育者として働く将来をイメージしやすくなります。

将来のイメージをつかむ「卒業生との懇談会」

04

スポーツイベントに子ども向けブースを出展し、地域貢献

学科目標「福祉マインド」の理解、人間性豊かな保育者を養成する目的からボランティア活動を推進し、保育者になる学びと地域社会との連携を図った体験活動を推進しています。毎年、学生が主体となり名古屋市主催「スポーティブ・ライフin瑞穂」のブース出展の企画・運営に取り組んでいます。授業から学び得た知識や子どもとの関わり方を実践できる内容を検討、相談しながら決定します。テーマは「身近にあるものを生かして遊べる場」として子どもたちが楽しめる手づくり教材「とんとんずもう」「的当て」等を企画し、学内で授業の間を活用しながら準備を進め、本番に臨みます。

スポーツイベントに子ども向けブースを出展し、地域貢献

教員紹介

  • 大嶽 さと子教授

    社会心理学 教育心理学 発達心理学

  • 河合 玲子教授

    音楽(声楽)

  • 鈴木 美枝子教授

    障がい児教育

  • 椿 ますみ教授

    英語教育

  • 遠山 佳治教授

    歴史学 民俗学

  • 中垣 明美教授

    女性と子供の保健

  • 長谷 範子教授

    臨床教育学

  • 神崎 奈奈准教授

    教育心理学 認知科学

  • 平澤 節子准教授

    音楽(ピアノ・音楽教育)

  • 松田 ほなみ准教授

    美術

  • 安藤 恭子講師

    音楽(ピアノ)

  • 入口 愛講師

    保育内容(言葉)

  • 田中 弘美講師

    保育内容(環境・人間関係)

  • 藤巻 裕昌講師

    スポーツ・体育学

  • 山本 麻美講師

    造形教育 造形表現

  • 島澤 ゆい助教

    障がい児保育 発達支援 発達心理学

  • 前田 舞子助教

    教育哲学

学生の声

  • 角田 唯

    多くの知識と経験を積んで、太陽のように子どもを見守る保育者に。

    短期大学部 保育学科 第一部1年

    岐阜県立大垣西高等学校出身

    角田 唯さん

    引っ込み思案だった私に明るく優しく接してくれた保育園の先生に憧れ、幼少期からずっと保育者をめざしていました。早く保育経験を積みたい気持ちから、進学は短大を選択。本学科のオープンキャンパスで、保育室やピアノ室の充実、先生と学生の距離が近いところに惹かれて入学を決めました。「子どもの保健」や「乳児保育」の授業では、赤ちゃんに模した本格的な人形を使って身の回りのお世話をしたり、オムツはどれだけ水を吸収するのかを実験して不快感を体感するなど、実践的に理解を深めています。入学前は、子どもと遊び、保護者の対応をすることが保育者の仕事だと思っていましたが、本学科での学びを通して、命を預かるという責任を身にしみて感じています。見守ることの重要性やお世話という言葉の本当の意味が見いだせて、より前向きになれました。将来は、誰に対しても公平に接することができる、太陽のような保育者になりたいです。

  • 北尾 瑠美

    子どもが安心して過ごすことができる温かい雰囲気の保育者になりたいです。

    短期大学部 保育学科 第一部1年

    愛知県 光ヶ丘女子高等学校出身

    北尾 瑠美さん

    優しく成長の手助けをしてくれた幼稚園時代の先生や保育士の母親に憧れて、保育者になりたいと思いました。ピアノ技術に関しては初心者のため不安もありましたが、個人のレベルに合わせた1対1のピアノレッスンを繰り返して自信がつきました。また、ひとり暮らしのマンションでの練習は難しいですが、ピアノ室でいつでも自主練習できることも心強いです。また、グループでテーマに沿って考えて発表する機会が多いため、人前で話す勇気や視野の広がりを実感しています。「子どもの健康と安全」では、座学で学んだ次に乳児の人形を使って沐浴や着替え、オムツ交換などを実践しました。講義と演習を合わせた有意義な授業が多く、さらに先生が豊富な経験を交えた興味深い話をもとに授業をすすめてくださるので、確実に学びが定着しています。保育者として必要なスキルを身につけられるよう、これからも勉強を続けていきます。