定員150名
「保育・教育・福祉」の分野について深く専門知識を学び、「命の大切さ、それを守るための優しさ」を体得し、家族の核化や多様化、地域コミュニティの希薄化が育児に与える影響など、さまざまな子育て支援の要望に対応できる福祉マインドを持った人間性豊かな保育士および幼稚園教諭の育成を目的としています。
POINT01
POINT02
POINT03
保育士としての就職に必要な資格。保育所、認定こども園以外にも、子どもの福祉や教育に関する高い専門性が求められる児童福祉施設・児童養護施設・知的障がい者施設などの就職にも有効です。
カリキュラムに含まれる「教育職員免許法及び同法施行規則」に定められた科目を履修し所定の単位数を修得して、卒業すると免許が取得できます。採用試験を経て、公立・私立幼稚園教諭として就職できます。
過去3年間/2019〜2021年卒業生
〈公立保育所保育士・公立幼稚園教諭〉【愛知県】一宮市/稲沢市/犬山市/大府市/岡崎市/北名古屋市/新城市/東海市/豊川市/豊田市/西尾市/日進市/武豊町/東浦町/南知多町 【岐阜県】大垣市/東白川村 【三重県】桑名市/四日市市/菰野町/東員町 【長野県】松川町 〈私立保育所保育士〉〈私立幼稚園教諭〉〈その他一般企業〉 ほか多数
音楽の技術の向上
子どもの音楽遊びに広がりをもたせるような音楽的支援を実践するための読譜や記譜、そして移調奏に必要な音楽の基礎知識・理論を学びます。子どもの豊かな音楽的感性を引き出すための技術としてピアノ演奏法を学習し、演奏技術の基礎を身につけます。1クラスを3グループに分け、音楽の基礎表現の実践法を少人数で行い、ピアノ演奏法の授業は個人指導で行います。
※2022年度入学生よりカリキュラムが一部変更されます。
子どもの食と栄養
子どもの食生活は、身体発育・発達に影響し、人間形成にも大きく影響します。この時期における食生活を栄養面・生活面・精神面等において理解し、保育者として子どもやその家族との関わりの中で望ましい食生活を考えて支援していくための力を身につけます。栄養の基礎を学び、各自の食生活も振り返りながら、食事の大切さを理解します。胎児期・乳児期については、講義と演習(調理や離乳食作り)で学びます。
※2022年度入学生よりカリキュラムが一部変更されます。
人が成長・発達し、変化を遂げていくメカニズムや、そのために必要な条件などを学び、子どもの心理的発達についての基礎的な知識を修得し、子どもを見守る豊かな目を養います。
子どもの健康管理と疾病時の対応、授乳やおむつ交換など日常生活における保健活動が保育の現場で実践できるように演習を通して身につけていきます。
放送番組やインターネット、デジタルカメラなどの身近な情報技術を活用して、幼児教育・保育をより良くしていく方法を考えます。幼児でもできるプログラミングの体験も行います。
さまざまな素材や道具に触れながら、造形表現について考えます。保育実践に必要な知識や技術・技法を身につけ、子どもの表現活動を支えるための感性や想像力を育みます。
子どもの歌に関する知識と技術の修得を行うとともに、子どもの前で歌うことを想定して、音楽の楽しさが伝えられるような指導法を学びます。弾き歌いやピアノ技術の修得は個人指導で行われ、初心者でも心配なくスキル向上できます。
動物になったり、リズムに乗って踊ったり、乳幼児期はその子らしさを身体の動きで豊かに発揮します。保育者がその豊かさを子ども一人一人の良さとして引き出していく内容・方法を具体的に学び、身につけます。
保育学科では、学生が授業での学びを生かし、地域への社会貢献活動を行っています。その1つが、瑞穂区子育てサロン「さくらひろば」での手遊び・オペレッタ発表です。瑞穂区役所にある広い講堂に集まった子どもたちは、学生の歌に合わせて手を叩いたり飛び跳ねたりして自然に身体を動かし、学生オリジナルの衣装や台本で構成されたお話を楽しそうに聴いてくれました。学生は、子どもたちの笑顔から嬉しさや充実感、自信を得たことはもちろん、子どもたちの反応から学びを深め、有意義な経験をすることができました。
短期大学部では、行政と養成校と保育現場が一体となった「保育の質保証」事業の一環として、平成29年より「保育士等キャリアアップ研修(食育・アレルギー)」、平成30年より「現任保育士認可外研修」、令和元年からは「現任保育士初任研修」を受託しています。会場が本学であり、本学の教員が講師を務める講座ということで、愛知県内で頑張っている卒業生が多く参加しています。本事業は、職能人として活躍する卒業生への卒業後のサポートに貢献できる機会となっています。
保育士・幼稚園教諭二種の2つの資格免許を取得するには4回の実習が必要です。
講義で専門知識や基本的な技能を学び、基礎を固めてから、実習で実践力を身につけます。
子どもの成長や先輩保育者の仕事を観察しながら段階的に保育技術を学んでいきます。
江口 朗子教授
英語教育学 第二言語習得
子どもから大学生まで幅広い年齢層を対象に、第二言語習得研究の知見に基づいた英語教育の実践をめざします。
川上 輝昭教授
児童福祉
「子どもの幸せとは何か」、保育者としての立場から考え、掘り下げていきましょう。
佐々木 昌代教授
身体表現 民俗芸能の伝承
創ることや引き出すことにも留意しつつ、なりきって楽しむ身体表現をめざしましょう。
椿 ますみ教授
英語教育
教養科目は専門性をさらに高めます。大学で今まで学んだ英語を実用的なものにしましょう。
遠山 佳治教授
歴史学 民俗学
年中行事の由来など、保育士・幼稚園教諭として知っておきたい日本の伝統的文化を学びます。
大嶽 さと子准教授
社会心理学 教育心理学 発達心理学
すべての子どもたちが幸せに生きていけるよう、心理学の視点から考えていきます。
河合 玲子准教授
音楽(声楽)
保育者として必要な音楽全般を基礎から学び、子どもの感性を育む実践者の育成を行います。
神崎 奈奈准教授
教育心理学 認知科学
心理学に基づいた学習の観点から、効果的な教育方法についてともに考えます。
平澤 節子准教授
音楽(ピアノ・音楽教育)
音楽の楽しさと美しさを子どもと共有できる保育者を目指して、表現技術を磨いていきましょう。
松田 ほなみ准教授
美術
紙芝居や絵本等を鑑賞したり、作ったり、幼児教育のための教材制作を研究しています。
入口 愛講師
保育内容(言葉)
子どもが発する言葉や自分の言葉を意識し、言葉のもつ多様な役割について一緒に考えましょう。
白石 朝子講師
音楽(ピアノ)
学びを通して音楽の楽しさを体感し、子どもの豊かな感性と情操を育むことをめざしましょう。
田中 弘美講師
保育原理 保育内容(環境)
理論と実践がつながる授業をめざします。
藤巻 裕昌講師
スポーツ・体育学
幼児期のあそび・運動から体育科領域における運動・スポーツについて実践的研究に取り組んでいます。
山本 麻美講師
造形教育 造形表現
いろいろな材料を使って形をつくるおもしろさを感じ、考えましょう。
島澤 ゆい助教
障がい児保育 発達支援 発達心理学
特別な支援が必要な子どもや家族の援助について、心理・福祉の観点から考えています。
山田 勝洋助教
美術教育
絵画やインスタレーションなどの作品制作を通して、想像力や創造性について研究しています。
保育や福祉に関する多彩な学びを通して、
広い視野を持った保育者をめざせます。
短期大学部 保育学科 第一部 2年
愛知県立春日井西高等学校出身
寺島 萌衣子さん
広い視野で保育や教育をとらえながら学びを深めていける保育学科。例えば「生活と福祉」で身につけた社会福祉制度の知識、「子ども家庭福祉」で養った待機児童や虐待に関する問題意識は、将来、保育・幼児教育の現場で子どもたちや保護者の方と接する際に生かせると思います。もちろん保育の授業も多彩で、子どもの発達や現場での対処法を学びながら、専門職としての責任感も芽生えました。また、1年次から就職活動への意識をうながす授業も充実しており、「文章表現法」や「生活マナー演習」では、正しい言葉づかいや社会人としてのマナーを身につけることができました。これらがそのまま採用試験対策につながっていると感じます。
保育の現場で実際に起こった事例をもとに
子どもとの関わり方を学んでいます。
短期大学部 保育学科 第一部 2年
三重県 鈴鹿高等学校出身
早川 結さん
保育の現場で実際に生かせる知識やスキルが身につく授業が、 1年次から充実しています。「子どもの保健」では、ケガや病気など緊急時の対処法を学び、「子どもの心理学」では、事例をもとに子どもとの関わり方を考察します。グループワークも多く、クラスメイトと積極的に意見を交わす中で、視野を広げられます。また、ピアノの授業や練習環境が充実していて、入学当時は苦手だった私もいろいろな曲を弾けるようになりました。先生との距離も近く、学びについての質問や卒業後の進路に関する相談などにも気軽に、親身に応えてくださいます。これからさらに学びを深め、子どもの気持ちに寄り添える保育士をめざします。