平成24年8月「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律」により、新たな「幼保連携型認定こども園」が創設されました。新たな「幼保連携型認定こども園」は学校教育と保育を一体的に提供する施設であるため、配置される職員としては「幼稚園教諭免許状」と「保育士資格」の両方の免許・資格を有する「保育教諭」が位置づけられています。「幼保連携型認定こども園」への円滑な移行を進めるため、改正認定こども園法の施行後5年間は、「幼稚園教諭免許状」又は「保育士資格」のいずれかを有していれば、「保育教諭」として勤務できる経過措置を設けておりますが、この間にもう一方の免許・資格を取得する必要があります。
このため、経過措置期間中に幼稚園教諭免許状・保育士資格を有し幼稚園・保育園等において一定の実務経験を有する者を対象として保育士資格・幼稚園教諭免許状の取得に必要な単位数等の特例を設け、免許・資格の併有を促進することとしました。
(厚生労働省ホームページより一部引用)
名古屋女子大学短期大学部では、幼稚園教諭免許状又は保育士資格の取得のための特例制度における指定科目を開設しています。それぞれの免許状・資格に対する指定科目の受講資格は以下のとおりです。
学士の学位を有すること、かつ、指定保育士養成施設を卒業していること又は保育士試験に合格していること。
指定保育士養成施設を卒業していること又は保育士試験に合格していること(高等学校を卒業していない場合は不可)。
幼稚園教諭免許状を有していること。
なお、受講の時点では必要ありませんが、全ての指定科目を履修し、幼稚園教諭免許状又は保育士証を申請する際には、文部科学省及び厚生労働省が指定する施設において、3年以上かつ4,320時間の実務経験が必要となります。詳しくは下記ページを参照して下さい。
本学で開設する特例制度の指定科目は下記のとおりです。特例制度で定められている必要最低限の単位数は8単位ですが、本学の授業科目の構成上、保育士資格については12単位、幼稚園教諭免許については10単位を修得する必要があります。
特別措置の履修科目名と単位数 | 本学での授業科目名と単位数 | |
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福祉と養護(2単位以上) | 社会福祉(講義2単位) | |
社会的養護(講義2単位) | ||
相談支援(2単位以上) | 家族支援論(講義2単位) | |
保育相談支援(演習1単位) | ||
保健と食と栄養(2単位以上) | 子どもの保健1 (講義2単位) |
※どちらか1つを受講して下さい |
子どもの保健2 (講義2単位) |
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子どもの食と栄養1 (演習1単位) |
※どちらか1つを受講して下さい | |
子どもの食と栄養2 (演習1単位) |
||
乳児保育(2単位以上) | 乳児保育1(演習1単位) | |
乳児保育2(演習1単位) | ||
合計/8単位以上 | 合計/12単位 |
特別措置の履修科目名と単位数 | 本学での授業科目名と単位数 |
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保育者・教育者論(2単位以上) | 保育者・教育者論(講義2単位) |
教育制度論(2単位以上) | 教育制度論(講義2単位) |
保育・教育課程論(1単位以上) | 保育・教育課程論(講義2単位) |
保育内容総論(1単位以上) | 保育内容総論(演習1単位) |
教育の方法と技術(1単位以上) | 教育の方法と技術(講義2単位) |
幼児理解の理論と方法(1単位以上) | 幼児理解の理論と方法(演習1単位) |
合計/8単位以上 | 合計/10単位 |
検定料 | 35,000円(受講期間にかかわらず一律) |
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科目等履修料 | 1単位あたり講義科目11,000円、演習科目17,000円 |
<保育士資格取得全科目の場合:191,000円(検定料込)>
<幼稚園教諭免許状取得全科目の場合:157,000円(検定料込)>
申し込み期間 | 前期科目(4月上旬より授業開始)から受講の場合、前年度の2月末まで |
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後期科目(9月下旬より授業開始)から受講の場合、当年度の8月末まで | |
申し込み方法 | 下記の申請書類添えて、学生支援センター教学支援部門(汐路学舎)にてお申込み下さい。 |
申し込み・問い合わせ先:
名古屋女子大学・短期大学部 学生支援センター教学支援部門(汐路学舎)
住所:〒467-8610 名古屋市瑞穂区汐路町3-40
電話:052-852-9295
所定の単位修得後の幼稚園教諭免許状取得手続きについては、個人で各都道府県の教育委員会にご申請下さい。必要書類については教育委員会にご確認下さい。
所定の単位修得後の保育士証取得手続きについては、個人で都道府県知事委託保育士登録機関 登録事務処理センターにご申請下さい。必要書類については都道府県知事委託保育士登録機関
登録事務処理センターにご確認下さい。