※2023年4月より 児童教育学専攻と幼児保育学専攻を統合
子どもの成長に関わる基礎的・専門的知識を広く学び、乳幼児の保育と地域の子育て環境づくりをサポートできる、高度な指導力を備えた教育者・保育者の育成を行っています。
POINT01
POINT02
POINT03
保育士としての就職に必要な資格。保育所以外にも、子どもの福祉や教育に関する高い専門性が求められる児童福祉施設・児童養護施設・知的障がい者施設などの就職にも有効です。
専攻のカリキュラムに含まれる「教育職員免許法及び同法施行規則」に定められた科目を履修し所定の単位数を修得して大学を卒業すると、免許が取得できます。採用試験を経て、公立・私立幼稚園教諭として就職できます。
過去3年間/2020~2022年卒業生
〈公立幼稚園教諭・公立保育所保育士〉
【愛知県】名古屋市/阿久比町/あま市/安城市/一宮市/稲沢市/犬山市/大口町/大府市/岡崎市/尾張旭市/春日井市/蒲郡市/刈谷市/北名古屋市/清須市/江南
市/小牧市/瀬戸市/武豊町/田原市/知立市/津島市/東海市/東郷町/飛島村/豊川市/豊田市/豊橋市/常滑市/豊山町/長久手市/西尾市/日進市/半
田市/東浦町/碧南市/みよし市
【岐阜県】大垣市/各務原市/瑞穂市/土岐市/関市/山県市
【三重県】亀山市/熊野市/鈴鹿市/津市/松阪市/木曽岬町/四日市市/東員町/御浜町/明和町
【静岡県】伊東市/磐田市/浜松市/袋井市
【長野県】伊那市/上田市/松川町 【富山県】黒部市 【石川県】加賀市 【福井県】坂井市/福井市 【滋賀県】米原市
【神奈川県】横浜市
〈私立幼稚園教諭〉〈私立保育所保育士〉〈その他一般企業〉
※児童教育学専攻含む
保育の意味、楽しさ、難しさ、大切さを感じ取りながら、法制度、歴史的背景、現代的課題、保育理論・哲学、海外の保育事情などを学び、保育士としての基礎を固めます。
ピアノ奏法、読譜力、初見演奏力、正しい音程と発声での歌唱力、表現力を身につけます。子どもたちに音楽の楽しさを伝えるため、顔や声に豊かな表情をつける実践力も養います。
領域「環境」に示された、自然、物、季節、動植物、文化や伝統、遊具、数量や図形、標識や文字、情報や施設、あるいは国旗に親しませ関心をもたせる方法を学び、その指導力を身につけます。
乳幼児期から幼児期、学童期へと連続する子どもの発達や、子どもの心、子どもと保育者の関係性などを学び、子どもや保育者となる自分自身への理解を深めます。
児童相談所の役割、児童虐待の背景、子育て支援の現状など具体的な事例検討も取り入れ、子どもの健やかな成長を最優先させる大切さ、援助者としての使命について学びます。
子どもたちと信頼関係を築くための姿勢や態度を身につけ、子どもたちの抱える悩みに対応できる実践力を養います。不登校やいじめなどの教育問題についても考えていきます。
ゼミでは、各自が絵本に関する文献や絵本作品の発表を担当し、みんなで討論します。一人だけで読んでいては見つからない発見がそこにはあります。また、学内外でのワークショップに参加し、他ゼミと合同で絵本をテーマにした森を作ったり、絵本シアターの企画という活動にも取り組んでいます。議論や準備を通して培ったゼミの団結力はピカイチです。学生主体で活動し、教員は見守りに徹しています。
保育に生かすモザイク技法を使ったアートと
モザイクタイルの研究
モザイク技法制作が子どもに与える影響を実践調査。
つくる楽しさや自由に表現する力を育む支援がしたい。
文学部 児童教育学科 2022年3月卒業
三重県立いなべ総合学園高等学校出身
岡島 あずささん
モザイク技法とは、石・ガラス・金属破片など細かなものを集めて制作する美術技法のことで、保育の制作活動においても広く活用されています。そこで私は「モザイクのきめ細かな美しさや輝かしい色彩が子どもの豊かな感性を育むのでは」と仮説を立てて研究に取り組みました。カラフルな丸シールを用いたモザイクアートのワークショップ実践を通し、子どもたちが制作する姿を観察し分析。好きな色を使って楽しく自分を表現している姿を通して、モザイク技法は子どもの想像力や表現力などを引き出すことが分かりまた。また卒業制作も同時進行し、モザイク技法を用いた鏡も制作。卒業後は保育士として働くため、子どもの「やりたい!」という気持ちを大切にしながら、モザイクアートの魅力を伝えていきます。
荒川 志津代教授
子ども学 教育心理学
伊藤 充子教授
音楽(ピアノ)
小椋 郁夫教授
教職入門 環境教育
小石川 正文教授
国語教育学
渋谷 寿教授
美術教育学 玩具デザイン
髙橋 哲也教授
生物教育 生理学 医療
坪井 眞里子教授
音楽(音楽教育・声楽)
羽澄 直子教授
アメリカ文化・異文化理解
服部 幹雄教授
応用言語学 英語教育学
宮原 悟教授
社会科教育学
吉村 智恵子教授
幼児期の発達と保育
市村 由貴准教授
日本語学
稲木 真司准教授
音楽教育学 作曲
榊原 剛准教授
特別支援教育(障碍児教育学)
杉原 央樹准教授
教育哲学 教師論
竹内 正裕准教授
教育方法学
堀 祥子准教授
美術教育学 造形表現研究
堀部 要子准教授
特別支援教育(人間発達学)
桝川 知准教授
教師論 教職入門
村田 あゆみ准教授
絵本・児童文学 保育内容「言葉」
山本 忠准教授
算数・数学教育学
吉川 直志准教授
理科教育 物理学
吉田 文准教授
音楽 保育内容(表現)
勝田 拓真講師
教育相談
門松 愛講師
幼児教育・保育 比較教育
國京 惠子講師
保育内容(人間関係・言葉)
倉田 梓講師
体育 舞踊学
佐々木 真吾講師
発達心理学 教育心理学
佐々木 基裕講師
教育原理 教育社会学
柴田 悦子講師
幼児教育
田村 知栄子講師
子育て支援
出来 良輔講師
日本近代文学
子どもの意欲や能力を引き出す効果的な指導方法、教材の選び方・つくり方、さらに必修化された外国語活動に必要な英語力の養成など、教育現場で必要な知識や技術習得のための実践的授業が充実しています。また講義で得た知識・技術の理論と実際の子どもとのふれあいを通した実践の往還により、子どもの目線で考える力が養われます。
情報も人も世界中に流動するグローバル社会では、母語以外の多様な言語や文化に触れる機会が格段に増えています。カンバセーション・サロンは、さまざまな文化的背景を持つ外国人パートナーと英語で話ができる場です。授業とは違うアットホームな雰囲気のなか、楽しみながら英語に慣れ親しむことができます。パートナーとのコミュニケーションを通して文化の多様性を知り、多文化・異文化への理解も深まります。「外国人のご近所さんと仲良くなるには?」「外国人の保護者への配慮は?」「小学校や幼稚園で英語を教えるのが心配」と悩む人にも、サロンは心強い味方になります。
本学科の学びは採用試験合格で終わりではありません。卒業後各地で働く先輩との懇談会を開催しており、小学校、公立幼稚園・保育所、福祉施設に勤務する卒業生たちが現場の様子や専門職としての仕事について生き生きと語ってくれます。新卒の1年生から校長・園長職を務めるベテランまで、歴史の長い名女大ならではの貴重な懇談会です。産休や育休についてや新人と2年目との違いについて、学生時代にしておくとよいことについてなど、教室では学べない生の声に在学生たちは興味津々です。先輩との交流を通して教育者・保育職への明確なビジョンが形成されます。
児童教育学科では、2002年よりオーストラリアでのスクールインターンシップ、ホームステイ体験を教育活動の一環として企画してきました。学習指導要領の改訂による小学校高学年での「外国語」の教科化だけでなく、近年、保育の領域においても、異文化に触れ親しむことが重視されています。「海外スクールインターンシップ」では、実際にオーストラリアの小学校・幼稚園等において、日本文化を子ども達に伝えるという教育体験をすることができます。また、ホームステイでのホストファミリーとの交流は、異文化理解を深めるために非常に有効です。この経験は、教員・保育者としての資質を高めることにつながるはずです。
子どもの個性に合わせた関わり方ができるよう、
さまざまな演習で実践力を養成中。
文学部 児童教育学科 幼児保育学専攻※ 4年
愛知県立一宮南高等学校出身
荒川 文菜さん
保育者になるために必要な専門分野を実践的に学んでいます。なかでも保育実習で役に立ったのは「保育内容の理解と方法(音楽表現)」でのピアノレッスンです。個人の進度に合った少人数での手厚い指導と練習で、不安だった保育実習での弾き歌いも無事に成功しました。また「保育内容演習(遊びと文化)」では、座学だけでなく折り紙などの制作物を演習形式で行い、実践力も身につけられました。人見知りな性格だった私ですが、実践的な発表や演習を通して保育士に必要なスキルが向上したことで、保育者としての自信が持てるようになりました。クラスメイトもみんな同じように保育者をめざす仲間たちです。お互いに高め合い、成長を続けています。
実践形式の授業を通して仲間の感性に刺激をもらっています。
文学部 児童教育学科 幼児保育学専攻※ 4年
名古屋市立北高等学校出身
徳田 なこさん
高校時代に甥の発達障害が判明したことがきっかけで、近所の重症児デイサービスでアルバイトをしながら、より障害児教育の理解を深めたいと思い本学科へ入学しました。「特別支援教育論」では、重度障害を抱える子どもを育てる親の気持ちにフォーカスして学び、障害児本人だけでなく保護者の気持ちも大切に接する重要性に気づきました。この学びを生かし、子どもはもちろん家族にも寄り添える障害児施設の保育士になりたいと夢が明確になりました。また、子どもの年齢に合わせて制作物に取り組む「保育内容演習(遊びと文化)」では、仲間の制作物から自分にない感性を吸収でき、知見を広げることができています。本学科の授業は、自分で考え発言する機会が多いのが特徴です。学びが身についていることを実感できる毎日です。